フアン・ファルーについて(その2) La música de Juan Falú @Youtube

フアン・ファルー Juan Falú氏、極寒の日本に無事到着されたそうで、
いよいよ4年ぶりのツアーが、2月3日(土)茨城・東京労音ギター館からスタートします!

しかも名古屋は念願の初公演!!!
ファルー氏の音楽を地元で聴ける、しかもそのサポートに関わることが出来るというのが、もう、うれしくって・・・、
さらには宗次ホールさんが主催をご快諾下さいました!
アコースティック・ギター演奏を聴くには良く響く、この上なく最高な場所であることは、いまさら私が語るまでもありませんね。
ぜひ迷ってらっしゃる方も機会を逃されませんよう、ファルーさんの生演奏は、万人の、聴く人の心にしみじみと響きます。

さっそく、本日の毎日新聞にファルー氏についての記事が掲載されました。

フアン・ファルー 新旧つなぐ国宝級の枯淡
毎日新聞2018年2月1日 東京夕刊
(執筆は、音楽ライターの佐藤由美さん)

フアン・ファルー氏の公式サイト (スペイン語)
http://www.juanfalu.com.ar/

にも以下のように日本ツア―の告知が出ています。

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フアン・ファルー氏の演奏を私が初めて聞いたのは今から約20年前。
首都ブエノスアイレスで開催された女性歌手リリアナ・エレーロとの新作アルバム発表コンサートでした。
(その作品については弊blog「フアン・ファルーについて(その1)2018/01/04」 に紹介。)
この時聴いたアルゼンチンの地方にまつわるフォルクローレの曲と歌の数々が、当時アルゼンチン音楽にそれほど詳しくもなかった私の心に深い深い感動をあたえました。

そして月日は過ぎ、今から4年前の2014年の2月、遠路はるばる行った岡山公演で念願のソロ・コンサートを聴くことが出来ました。ネットで見た事前情報では現地アルゼンチン・コルドバのコスキン音楽祭で故叔父エドゥアルド・ファルーへのオマージュ・コンサートの大ステージで前述のリリアナ・エレーロ、ピアニストのリリアン・サバらと共に出演したものの、デリカシーを欠くあり得ない音の悪さ等、課題の多さを後日言及するなどその音楽指導者として活動も見られました。

雑誌『ラティーナ』でコンサートレビューを書く予定だったので、事前に楽屋にてご挨拶をし、西村は少しご活動についておしゃべりをしていました。とはいえ、自分たちでチケットを購入していたので、座席に着きじっくりと音楽を聴き・・・と思っていたのが急きょファルー氏の同時通訳を西村が行うことになる、というイレギュラーなハプニングもありましたが、私自身は概ねじっくりと聞くことが出来ました。集まった人々はギター関係者と一般的な音楽ファンの印象でしたが、私自身はもちろん、会場にいたほとんどの方々が約90分間その演奏に引きつけられっぱなしで、終演後はほぼ放心状態になる、というような圧倒的な演奏でした。

演奏を聞いて、なかなかそこまで、心の琴線にふれるような体験というのは、ないのですが、ファルー氏は別格でした。

アカ・セカ・トリオやカルロス・アギーレなど日本でも知られるアルゼンチンの音楽家たち大半が尊敬の念をもって演奏や言動に常に注視をそそいでいる、そんな存在であることも納得しました。アルゼンチン音楽を愛する方なら、きっとファルー氏の演奏は理屈抜きで、聞いてよかった・・・と感性に訴えるものがあると思います。そういう数少ない演奏家です。

詳しい知識がなくても、名古屋公演ではPaPiTaMuSiCa西村の同時通訳と、詳細パンフレットで皆さまに素晴らしい音楽を共有できる機会をサポートしますので、ご安心を。
ぜひぜひ、お越しください。

実は、ファルー氏は優れたギタリストというだけでなく、素晴らしい表現者だと感じています。
その一端が理解できる、情感のこもった弾き語りの映像を・・・

今回のツアーでは弾き語りのレパートリーが聞ける可能性が大だそうです!

Chacarela del 55 チャカレーラ55 (Hermanos Nuñez ヌニェス兄弟)
(チャカレーラはアルゼンチン北部サンティアゴ・デル・エステーロのダンス音楽です)




ZAMBA DE LOS MINEROS 鉱夫のサンバ
(J. DAVALOS - G. LEGUIZAMON ハイメ・ダバロス=グスタボ・クチ・レギサモン) )

上の映像の曲を生んだヌニェス兄弟へのオマージュとして制作されたドキュメンタリ映像、場所はファルーの出身地トゥクマンのペーニャ「カサ・マナグア:サロン・ペペ・ヌニェス」。

トゥクマンのカサ・マナグアは、良質音楽を提供する地方では珍しいペーニャ(フォルクローレのライブハウス)です。
ブエノスアイレスのカフェ・ビニロのような場所で、私は3年前にその日ライブはなかったのですが、食事をするために友人に案内されてこのお店に行き、美味しいトゥクマン風エンパナーダを味わいました。

◆なお、チケットを少量ですが、"PaPiTaMuSiCa"でも取り扱っています。
ご希望の方は、以下にメールにて(お名前・お電話番号・希望枚数)をお知らせ下さい。
papitamusica☆gmail.com (☆→@に変えて送信下さい)
当日会場にてお取り置きさせて頂きます。
※なお全席指定のため、万が一来られない場合には必ず直前でもご連絡下さい。


ちなみに、フアン・ファルーのソロ名義アルバム(CD)作品は、
最新作「Como el aire コモ・エル・アイレ(2015) 」がアルゼンチンより発売。
ComoElAire_JuanFalu.jpg
その他、マルチ管楽器奏者であるマルセロ・モギレフスキーとのデュオによるアルバムが数枚発売されており、『JUAN FALU Y MARCELO MOGUILEVSKY - AYER ES SIEMPRE (VIVO) フアン・ファルー & マルセロ・モギレフスキー アイレ・エス・シエンプレ(ライブ)』(2016年発売)が最新盤です。
MoguilevskyFalu_AireEsSiempreVivo.jpg


輸入盤は現在 ディスクユニオン通販AYER ES SIEMPRE (VIVO) ディスクユニオン通販エル・アルージョ(アオラ・コーポレーション)ラティーナ・オンライン(ゲスト参加音源含む) などで取扱いあるようです。
CD作品はコンサート会場でも販売があると思います。(どのタイトルが販売されるかは不明)
[おとりよせ]とは、要問合せで現地在庫があれば入手可能、取り寄せには時間がかかる可能性が高いです。

その他音源ではNaxos(ナクソス)のカタログにあります。日本での在庫は不明です。
フアン・ファルー - Juan Falu (1948-)

(文責:谷本雅世)

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