【アルゼンチンばか】ブエノスアイレスの風通信 2004/11/07 第8号

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【アルゼンチンばか】ブエノスアイレスの風通信      2004/11/07 第8号
                   http://www.tanimon.com.ar/
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 ようやく、台風も一段落し、・・・と思ったら、10月末、新潟で大規模な
地震が起こり、被災者の方々は今も不便な生活を強いられている。雷、火事、
オヤジも怖いけど、やっぱり一番キツイのは地震でしょう、と再実感させら
れた。この地震は大きな余震が続いているのも厳しい現実で、予断を許せな
い状態。とはいえ、多雨の秋雨前線も一段落し、気持ちの良い秋晴れが続く
日本となった。
 一方アルゼンチンは春爛漫だが、天気は変わりやすく、現地のある日は昼
間タンクトップで平気だったのが、夜はコートが必要、という温度差だった
とか(HATCHさん情報Gracias!)。アルゼンチンでは衣替えはせず、四季の洋服
をずーっと出しておく必要があったのを思い出した。
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┃■┃ INDICE
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■アルゼンチンばか
 ★ 安部Bさん

■Tannyの見もの・聞きもの
 ★ ハイメ・ロース
 ★ ガブリエラ・トーレス
 ★ アルゼンチン初発売?!フォルクローレDVD「ラ・フンターダ」

■アルゼンチンおたのしみもの
 ★ 「サッカーを愛する人のスペイン語」本が発行!
 ★ アルゼンチン・サッカーの歴史をたどるDVD その1、その2
 ★ ブエノスアイレスのお手軽宿「Buenos Aires日本旅館」

■編集後記
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■「アルゼンチンばか」★por 安部Bさん

1.アルゼンチンに魅せられたきっかけ。何が夢中にさせるのか?

元々はアルゼンチンには移民局があるからビザとか取りやすいと考えてやって
きたのですが、実際はその頃なにかと行動する前に考えこんでしまう僕にとっ
ては、なんとも行動力のある国柄だなと思いました。”なんでそんな事を考え
るの?”とよく言われましたがアルゼンチン人にとっては悩む理由にすらなら
ない事に縛られていた自分がばかばかしく、また行動こそがまずやるべきだと
この国から学びました。
そしてその強い自尊心。サッカーをやっている僕にとって技術、技術といち
いち理由をつけたがる日本のサッカーと違い、アルゼンチンはまず自分のプレ
ーが中心でコーチもそれを尊重してくれます。その上でチームプレーに結びつ
けます。
 それはすごく本能的で、自然とゴールを決めたときは歓喜しか残りません。
遠慮などむしろ厳禁。少しでもよわっちいところを見せればそれは男でなく
て”おかま”だと罵られます。つねにポネ・ウエボ。卵を持つという直訳です
が、男の中で特にサッカーにおいては男の象徴である”卵”を持たない奴は役
立たずで、サッカーといえどもやったらやりかえす、まるでルールのある戦場
です。相手が強かろうが弱かろうが同じ事で、負けることなど考えません。
ブラジルとテクニックの面で大きな開きがあっても劣らないのはこの”卵”を
持ったアルゼンチン人の強い自尊心から来ていると思います。

昔、僕はアルゼンチンである試合に出て悪いプレーをしまして、次の日試合
を見に来なかったコーチに”昨日の試合はどうだった”と聞かれ、僕は当然
”悪かった”と答えたのですが、彼は「では全力でプレーしたのか?」と聞き
ました。僕は「全力でプレーした」と答え、彼は「それなら自分で悪いという
べきじゃない。全力でプレーしたなら周りがなんて言おうがおまえはいいプ
レーをしたんだ。」と言いました。アルゼンチン人は、自分勝手な意見が多い
けど、人の良いところを引き出すのがうまく、僕にとって印象に残っている
こういった助言は少なくありません。


2.アルゼンチンとのかかわりについて。

アルゼンチンと日本では文化的にも国民性という意味でも大きな違いがあり、
サッカーに関してアルゼンチンのやり方をそのまま日本でやればいいという
わけではないのですが、歴史的な部分で日本が劣っていることは確かでアル
ゼンチンくらいに、とは言いませんが日本にもサッカー浸透させたいです。
僕自身がアルゼンチンのやり方をいくらか日本に伝え、またアルゼンチンと
の繋がりを持ち活動するサッカー人を増やしたいと考えています。実際のと
ころ僕もまだ若く、サッカーに関してもまだ勉強することばかりだし、まだ
選手を続けているのでなにかというわけにはいかないかもしれないけど、な
にかしらできる事はやりたいと思っています。アルゼンチンに関するページ
ではないのですが、サッカーサイトをやっているので興味があったら是非見
てください。

サッカー専門情報サイト e-football.net
http://www.e-football.net/


3.あなたにとってアルゼンチンを一言で表現すると?

”サッカーの競技場とクンビアのディスコ”
この二つはなんだかリズムが似ている感じがします。うまく言えないけど、
日本で大勢で飲み会をして盛り上がって一気飲みをする時にとる音頭みたい
な印象ですかね。加山雄三のデンデケロックをラテン調のようにしたクンビ
アという音楽は若者にひどく愛されていて、育ちのいい連中はクンビアはボ
リビア人なんかの音楽だ。なんていうけど二十歳くらいまでの若者はみんな
クンビアを聞いていて、踊りに行くにもクンビアのディスコしか行きません。
ディスコに行けば、一体どこで覚えたのか皆やたら踊るのがうまいし、非常
に一体感がある場所です。
サッカーの試合を見に競技場に行って、ファンが応援する姿にもどこかそれ
と同じリズムを感じます。例え二十人のファンでも妙な応援歌を皆で歌えば
自分も一緒に飛び跳ねたくなります。ディスコにしてもサッカーの競技場に
しても、けっして打ち合わせはしていないのでしょうが”ここぞ”という盛
り上がり所の見極めがすごい。僕にはこの二つがこの国を象徴しているよう
に思えてなりません。

※Tannyより一言。
安部Bさんの「アルゼンチン人はホメ上手」「サッカー競技場とクンビアの
ディスコ」には私も心当たりがあり、大変共感しました。ホメられると伸び
る人って多いですしね。

「アルゼンチンばか」このコーナーへ登場して下さる方をお待ちしています。
 →tanny@tanimon.com.arもしくはtanimon0@hotmail.comまでご連絡ください。
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■「Tannyの見もの・聞きもの」 
★ハイメ・ロース 「カンドンベ・ムルガ・イ・ロカンロール」
 JAIME ROOS “CANDOMBE, MURGA Y ROCANROL”
現在日本に入荷されていないが、ラティーナ等で近日入荷される可能性有り。
 ハイメ・トーレスは、ウルグアイ出身のロック畑のアーティスト。しかし活
躍の舞台はもっぱらアルゼンチン、ブエノスアイレスで、若手ウルグアイ人ア
ーティストの兄貴みたいな存在。ウルグアイの音楽、カンドンベやムルガを扱
った作品も多く、大変興味深い作品を発表してきている。
 今作品はアルゼンチンで今最も売れているデザイナー、アレハンドロ・ロス
の手による深いワインレッド色の紙ジャケ製で、付属の豪華ブックレットの中
にはアルゼンチンやブラジルでも活躍する同志、ウーゴ・ファットルソとの写
真も。内容も豪華で聞きながら思わず手拍子したくなるウルグアイ・カルナバ
ルやムルガといったアフロ色の強いダンス・ミュージックで満ち溢れていて、
カッコイイ!の一言に尽きる。繰り返し何度も聞きたい、愛聴版になりそう。

★ガブリエレ・トーレス 「ベニ」
Gabriela Torres “VENI’”
取扱いはラティーナの他CD量販店にて。¥2600(税込み)
ラティーナ(フォルクローレの中にあります) http://www.latina.co.jp/

 ご存知の方も多いかもしれないが、アルゼンチンのフュージョン系ピアニス
ト、リト・ビターレの奥さん。しかし彼女はどちらかというと、タンゴに挑戦
したり、アルゼンチンにもあったカルナバル等のアフロ系ポップスが素敵な作
品を発表している。年齢不詳のスタイル抜群でキュートな風貌と歌唱力抜群さ
が魅力。今アルバムは、アルゼンチンの素晴らしいギタリスト、ルーチョ・ゴ
ンザーレスやバンドネオンにマエストロ、カルロス・ブオノ、そしてTannyお
気に入りのウルグアイ人ポップス・コンポーザー、シンガーのホルヘ・ドレク
スレールを初めゲストも多彩。タイトル「ベニ」はおいで!という意味。思わ
ず誘われる内容にどっぷりつかってしまう。 

★既にTannyサイトの「ラプラタ音楽雑記帖」で紹介!アルゼンチン初発売?!
 フォルクローレのDVD 「ラ・フンターダ」 “La Juntada”DBN 5 51794
現在日本に入荷されていないが、ラティーナ等で近日入荷される可能性有り。

 満を持して登場したフォルクローレのDVDに相応しく、ペテコ・カラバハル、
デュオ・コプラナクそして若手のフォルクローレ注目株のラリ・バリオヌエボ
の4人がユニットを組んだコンサート・ライブ。ギターにヴァイオリン、ボン
ボが登場してそれぞれの魅力や個性を発揮。個々に演奏を聞いても感動ものの
4人が共演するという考えられない豪華さだが、当の彼らにとっては極めて自
然な成り行きだったそうだ。

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■「アルゼンチンおたのしみもの」
 ★「サッカーを愛する人のスペイン語」本が発行!
  著者:今井健策(ファンルーツ)/発行所:国際語学社
  発行日:2004年4月12日/定価:1,500円+税
 面白い本が発行された。二大サッカー大国スペインとアルゼンチン。それら
の国で使われるサッカーのスペイン語に特化した語学本だ。観光でサッカー観
戦にはもちろん、サッカー留学、コーチ留学にも使える。
著者は米国・サンタモニカカレッジ卒業後、アルゼンチンへ。ATFA(アルゼン
チンサッカー監督協会)で、ジュニア年代の指導者ディプロマを取得後、地元
のバビーフットボールクラブ、スポルティーボ・ブエノスアイレスとアルヘン
ティーノス・ジュニオルス(サンマルティン支部)で小学生年代の指導を行う。
現在はファンルーツ・インターナショナルに所属。
http://www.funroots.net/

 ★アルゼンチン・サッカーの歴史をたどるDVD その1
「サッカーレジェンド アルゼンチン代表の軌跡1930~2002」
販売元:ポニーキャニオン PCBP11218 \3,990(税込み)
・サッカーファンでなくとも、アルゼンチン代表の華麗なるプレイに目を奪わ
れ、凄いと引き込まれる貴重な映像の数々。ファン必見。

 ★アルゼンチン・サッカーの歴史をたどるDVD その2
永遠のスーパースター マラドーナ - 「超人マラドーナ」完全復刻限定版 
企画・製作:セリエ SAM-001 60分 \3,800
・今さら語るまでもない、ディエゴのすべてを堪能ください。

 ★ブエノスアイレスのお手軽宿「Buenos Aires日本旅館」
アルゼンチンをバックパックで旅する人に人気のある旅館です。場所はセント
ロからやや離れたブエノス郊外の韓国人街(Barrio Coreano)にあります。
http://www.geocities.jp/nihonryokan_ar/

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■編集後記
 秋晴れの気持よい日が続くと、どうにもアルゼンチンの澄んだ空を思い出さ
ずにはいられなくなり、じっとしてられなくなります。錆付いてると焦りを感
じ、スペイン語を学び始めたのもやっぱり秋だから?!アルゼンチン人の先生
で、カステジャーノが聞けるのが最大の幸運かも?今、ホンジュラスにいる友
人も言ってましたが、やっぱりつい「アルゼンチンことば」が出てしまう。第
二の故郷、という思いがあるからでしょう。

平成16年新潟県中越地震 災害ボランティア情報サイト
http://volunteer.yahoo.co.jp/disaster/niigata_earthquake/
義援金やボランティア受付情報などの情報があります。阪神大震災で被災した
Tannyにとって、新潟の皆さんの現状は他人事ではありません。皆さんで応援
しましょう。
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■発行:アルゼンチン、ブエノスアイレスの風@Tanny
●ご意見・ご感想・ご質問・ご投稿
→ tanny@tanimon.com.ar tanimon0@hotmail.com
●登録内容の変更・解除 → http://www.tanimon.com.ar/mailmagazine.htm
●バックナンバー→http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000126220
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■配信元本屋さん『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ 
                   (マガジンID:0000126220)
■配信元本屋さん『melma!』http://www.melma.com/
                   (マガジンID:m00110062)
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