【アルゼンチンばか】ブエノスアイレスの風通信 2004/03/01 第2号

現在、休刊中のメールマガジン。
タニィ過去活動の記録として、ブログ上にUPすることにしました。

今、読み返してみると文章が硬くてこなれてないなぁ・・・とか、あとルンファルドのチャボン
は本来の意味は以下メールマガジンに記載のとおりですが、日本語でもだんだんと変化
するように、けなしてた言葉が転じてそんな悪い意味じゃない事で使われていたり。
チャボンも実際は仲の良い友人に対して親しみを込めてつかったりもしているなぁ・・・と、
当時と今の自分の認識のギャップを感じたり。
面白いです。
2014.12.13

文末の配信に関連するURLは無効となっています。(のはずです)

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【アルゼンチンばか】ブエノスアイレスの風通信      2004/03/01 第2号
                   http://www.tanimon.com.ar/
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 こんにちは、Tannyです。3月に入ったのに東京はみぞれ雪!さっぶー!。さて、早速登録
くださった方から感想を頂きましたのでご紹介。

『「アルゼンチンばか」とはまた大胆な・・・このタイトル見て引いてしまう人もいるのでは?』
と心配して忠告くださる日本人。かと思えば、『「アルゼンチンばか」とは楽しみですね。もう20
年ぐらい前になりますが、日本で仲間の間で同じような小冊子を作っていたのが懐かしいで
す。その名もずばり「LOCOS POR LA ARGENTINA」でした。』というメールをはるばるチリの
出張先から下さったアルゼンチン在住ウン十年の日系一世の方。

「超」「ばか」がつくほどアルゼンチンが好きなTannyが紹介するアルゼンチンメールマガジン
今日も元気よくいってみましょう!

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┃■┃ INDICE
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■「アルゼンチンばか」
 ★KE-KOさん

■「アルゼンチンことば」
 ★ルンファルドってなあに?

■「Tannyの見もの・聞きもの」
 ★ブロンカ・ブエノスアイレス

■編集後記

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■「アルゼンチンばか」★por KE-KOさん

 「超」がつくほど、アルゼンチンが好きな方、アルゼンチンに魅せられたあなたを
毎回ご紹介していくコーナーです。自薦他薦問いません。今回はKE-KOさんです。

1.アルゼンチンに魅せられたきっかけ。何が夢中にさせるのか?

実は、そもそもアルゼンチンに興味があって訪亜したのではなく、最初は友人・知人
を訪ねる旅行だった。
あらかじめくまれたツアーということもあり、さして下調べをするわけでもなく、何の情
報も持たず出発した。
しかも生まれてはじめての海外旅行なため、不安の方が先立ち、実際ブエノスアイレ
スに降り立つまでは、どんなところかなあ~。楽しいかな~。といった、ただ漠然とし
た普通の旅行となんら変わりのないものだった。
だから、私のアルゼンチンに魅せられたきっかけというのは、実際にアルゼンチンを
見て、聞いて、感じて、日々を送って、人とふれあってからのもので、それはまったく
未知の世界に迷いこんだ様なものだった。
まず、スケールの大きさ、大自然については日本とは比べものにならないのは、あえ
て言うまでもなく、イグアスの滝、パタゴニアの氷河、ウマワカ渓谷などは、その際た
るもので人生観をも変えてしまうほどであった。
そしてなにより、リピートしたいと思うきっかけになったのは、『人間』なのである。
自分は、もとより個人主義的なところがあるので、ここ日本では、いわゆる『出る杭』に
なりがちになり、日々窮屈な思いをしている事は否めない。ところが、アルゼンチンで
は、良きにつけ悪しきにつけ、人々は自己主張が強く、いわゆるこの国の人たちの人
間性が、私のツボにハマッテしまったというわけである。
ファッションにしても、主張にしても、『君は君、僕は僕』で、自分をそのまま表現できる。
極端にいえば、どんな格好をしようが、何を言おうが、他のひとは、関係ないのである。
しかも、たいがいのもの事は、『問題ない!』『なんとかなる』『ケセラセラ』・・・・・。
このことは、『ルーズ』と背中合わせになりがちだが、なんだか妙に心地よいのである。
加えて言うなれば、人の温度が高いというか、表現(喜び、歓迎、悲しみ、などなど)が
大きい。
知らず知らず、ここの人と話している時は、両手を広げて大げさに会話している自分
がいる。
ゆえに、この『人とのかかわり』が、わたしがアルゼンチンに夢中になった大きな要因
であると思われる。

2.アルゼンチンとのかかわりについて。

二回の訪亜で、たくさんの友人・知人ができたので、今後もコミュニケーションをとりつ
つ、お互いの季節や、出来事などを、語り合っていきたいと思っている。また、自分の
目で、見てきたこと聞いてきたこと、体験したことなどを、何かの形に残したいと、おも
っている。

3.あなたにとってアルゼンチンを一言で表現すると?

自分勝手な国。それがわかってて、心求めて止まない国。


最後に、ブエノスアイレスですが、良いところも悪いところも、体験した上で、やっぱり、
大好きなんです。
何が大好きって一言では言い表せないんですが、
あの高い高い真っ青な空、空気、街の色、混ざり合った匂い、繁華街の雑踏、アベニ
ダの喧騒、反対に、数多ある公園でのひととき、人々の抑揚ある会話、緑多い小径
(カジェ)、建物や石畳・・・・
言えばキリがなくアバウトな言い方だけれども、この街が、大好きなんです。ここに暮
らしたいほど・・・。
これからも、大好きなところ、いっぱい発見したいとおもっていますぅぅぅぅぅ。

KE-KO

われこそは「アルゼンチンばか」を自認する方のこのコーナーへの登場をお待ち
しています。

次回をお楽しみに。

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■「アルゼンチンことば」 ★ルンファルドってなあに?

アルゼンチン生まれの日本語も堪能なGarfieldさんがメールマガジン読者の皆さんの
ために「アルゼンチンことば解説」を書き下ろしてくれました。文末には前回Tannyも
紹介した言葉がありますがもっと詳しく説明してくれていますのでせっかくですから
掲載します。

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 外国イコール英語とお考えになっている日本人は少なくないでしょう。しかし、英
語が殆ど通用しない外国もいっぱいあります。アルゼンチンもその一つでスペイン
語を話せなければ過ごせません。

では、スペイン語を完璧に話せたらアルゼンチンに同化できるでしょうか?

 スペイン語はアルゼンチンにとって日本の標準語みたいにたとえられます。日本の
各地で方言が有るように、アルゼンチンにはアルゼンチン(特にブエノスアイレス
付近)の独特な方言が有ります。
それが Lunfardo 「ルンファルド」です。

 ルンファルドは19世紀の末、20世紀の初期にアルゼンチンが飢えから逃れてく
る大量な欧州からの移民を受け入れた時期に生まれました。

極端な貧しさ、移民人達が密集する地域では人間関係も激しく教養もなく、住民達は
生まれ持った言語と新しく覚えなければいけないスペイン語を混ぜて、時には個性を
発揮する為に、時には隠語として地元の目を逃れる為、色々な言葉や言い回しをして
いました。その言葉が今日まで受け継がれています。

 当初ルンファルドは貧民街の隠語として、生粋のアルゼンチン人からは軽蔑されて
いましたが、そのうち最初は遊び心がきっかけで、そして徐々に日常言語として受け
入られてきました。

 ルンファルドが生れた時期と地域がアルゼンチンタンゴの生まれた頃と一致したの
で、タンゴの歌詞にはルンファルドがふんだんに取り入られています。アルゼンチンタ
ンゴを理解するためにはルンファルドの知識は不可欠です。

今回から不定的に、今日までよく使われているLunfardoを数言葉紹介いたします。

さて、今回の3つのLunfardo言葉は:

Guita:(ギータ)/お金。物騒な奴に Dame toda la guita! と言われたら万事休す、
強盗です。

Bife:(ビフェ)/平手打ち。可愛い女の子に Te voy a dar un bife! と言われたら、
ビーフステーキをおごってくれると言う事ではないので気を付けて。

Chabon: (チャボン)/(トンマな)奴。一寸見下した相手方の呼び方。
この言葉の女詞型はChabonaだけど、これは女性一般の呼び方。
つまり、女性一般は見下された呼ばれかたであった。
此処で Lunfardo が生まれた時期はおそらくMachista(男性上位)の時代であった事を
うかがわせる。

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■「Tannyの見もの・聞きもの」 ★ブロンカ・ブエノスアイレス
                    Bronca Buenos Aires

 1960-70年代のブエノスアイレス発の音楽を集めたコンピレーション。テーマは”アルゼン
チン”というこのアルバムはブラジルに次ぐ南米第2の大国に生まれたクオリティの高い音楽
が色々欲張りに詰め込まれた面白い仕上がりとなっている。内容は、タンゴ、フォルクローレ
はもちろんのことジャズ、ボサノヴァさらには北米の黒人音楽に影響されたような音まで。
ブラジル人による音楽も全てブエノスアイレス録音だ。これを聞けばアルゼンチンの音楽性、
文化の懐の深さがわかっていただけるのでは?と思う。

・ Bronca Buenos Aires ブロンカ・ブエノスアイレス〔ビクター VICP-62581〕\2,730(税込)

ビクターエンターテイメントのブロンカCD紹介サイト(日本語)
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A010090/VICP-62581.html

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■編集後記

 今回登場いただいたKE-KOさんは初めて行ったアルゼンチンに魅せられ、去年末から
今年初めにかけて再度3週間みっちりアルゼンチンを旅されてきたばかり。人が面白い国
ゆえの「飴と鞭」的なアルゼンチン人の国民性にふれて、奥行きがひろがった、とのお話を
聞きました。まさにおっしゃるとおりで、Tannyもアルゼンチンの思い出は楽しいことばかり
じゃなくてキッツー!っという厳しい局面(アルゼンチン人と仕事してたからね。)も体験し
たけれど、だけど懲りずにまた行きたいと思わせる吸引力の毒牙にしっかりはまっている。
行ったことがなくてもアルゼンチンのこれが好き!またはこれがいや!だけど関わってい
きたいアルゼンチンって側面からも今後紹介の幅を広げていきたいと思っています。
いやよいやよも好きのうち?!
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■発行:アルゼンチン、ブエノスアイレスの風@Tanny
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