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映画「セブンデイズ・イン・ハバナ」

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CUBA キューバ

注目のキューバ映画作品の試写会に行ってきました。

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映画「セブンデイズ・イン・ハバナ」
7 DIAS EN LA HABANA (7 DAYS IN HAVANA)


キューバを舞台に、個性派俳優で知られるベニチオ・デル・トロ Benicio Del Toro(プエルトリコ)、パブロ・トラペロPablo Trapero(アルゼンチン)、フリオ・メデム Julio Medem(スペイン)、エリア・スレイマンElia Suleiman(イスラエル出身のパレスチナ人)、ギャスパー・ノエGaspar Noé(アルゼンチン)、フアン・カルロス・タビオ Juan Carlos Tabio(キューバ)、ローラン・カンテLaurent Cantet(フランス)といった7人の男性監督が一人一日、全7日間の物語を描いたショートムービー集。

これまでキューバ、アルゼンチンなどアラテンアメリカ映画に注目してきたた経験をもつ観客には、おおっと感じさせる配役やサイドストーリー、7本全体が個別の作品ながら全体として関連性をもたせていたり、同じ役者が同じ役・違う役で何度も再登場するなどの洒落た仕掛けも面白い。

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『気候風土や音楽・文化など魅力多きラテンの国キューバ、
人々の快楽と苦悩、社会主義国ならではの不自由、ラテンのいい加減さと抱える問題。
それらに惹かれ、翻弄される異国からの旅人たち。
夏の日本でぜひ味わってほしいカリブの小国の7days。』
(谷本雅世)

2012/08/04よりヒューマントラストシネマ渋谷他にて全国ロードショー。
愛知は9/15~名演小劇場にて(052-931-1701)


参考:興味ある方は検索してみて下さい。

2012/08/07付 CINEMA TOPICS ONLINEサイト
個性派俳優ベネチオ・デル・トロのインタビューがサイト上に載ってました。故新藤兼人監督との出逢いが今回映画監督をすることになったきっかけだったこととか興味深い。

2012/08/01付 Fashion-J.comサイト 
映画7DAYS IN HAVANA × SHIPS と題して、SHIPSでこの映画に関するキャンペーンを8 月12 日まで展開中。映画公開を記念してSHIPS 渋谷店を含む限定10 店舗にて7DAYS IN HABANA との限定コラボTシャツを販売、SHIPS 渋谷店、原宿店ウィンドウディスプレイにて映画のパネルを特別設置など。


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個人的にツボだった事箇条書き
(ややネタばれ)

月曜日「ユマ」では俳優ウラジミール・クルス登場。グアグアgua gua(中米でバスの意)が印象的だった映画「バスを待ちながら」や「苺とチョコレート」出演の個性派俳優で、中南米において英語がほぼ通じぬ観光での頼みの綱はタクシー(ハイヤー)運転手、ありがちな旅先での様々な「ちぐはぐエピソード」の数々、ハメを外して案の定・・・というシチュエーションがまるで友人の旅の武勇伝を聞いたかのようにリアル過ぎて笑えた。

火曜日「ジャムセッション」では世界三大映画祭全てにおいて監督賞受賞のコワモテセルビア人監督エミール・クストリッツァが登場。以前みた印象深い映画「マラドーナ」で彼を知っていたので自身のドキュメンタリー?と見紛うほどリアルな酔いどれマイペース監督っぷりと、「ユマ」同様重要な役割を担うのがタクシー運転手で、ジャムセッションがきっかけとなり・・・というのがまたリアルなキューバというかラ米らしさ。

水曜日「セシリアの誘惑」はお色気もたっぷり、一番分かりやすいストーリーかも。
残念ながらまだ足を踏み入れたことがないキューバは音楽とスポーツがサクセスストーリーのキーワード。メジャーリーガーで大成することや、音楽の才能を活かすこと、現状を脱し夢を叶えるためには国外それも資本主義国(ここではスペインだったりプエルトリコだったり)へなんとか脱出する必要がある。同じカリブの島国ドミニカ共和国でもリアルにNYの親戚を頼って明日まさに旅立つ大家族と宿で一緒になったことがあるが、社会主義国キューバならより切実な現実だろう。

木曜日「初心者の日記」は割愛。1つ間違うとこういう旅にもなる?・・・ぷぷぷと笑ってしまう。

金曜日「儀式」アフロ文化は神秘的な儀式との縁が深い面をもつことを印象づける作品。様々な映画でとりあげられる「同性愛」はキューバでは特に多いと言う。私の暮らしたアルゼンチンでも多く、そして寛大だったので、中米にかぎらずラ米全体の重要なテーマの1つという気がする。

土曜日「甘くて苦い」は水曜日と連動間あり。こちらもストーリーがあって分かりやすいので割愛。
父とは、母とは、片親の違う親子の絆、アル中。。。様々な問題を抱えつつもポジティブに支えあって生きる姿は日本の社会も見習えたら良いな。

日曜日「泉」やっぱり宗教・民間信仰の影響力は絶大なのか?(別の曜日ではわけの分からない宗教という表現で片付けられていたけれど。アルゼンチンでも似たシチュエーションに出くわした事があり…。)様々な価値観や人種、文化的バックボーンをもつ中南米の人々にとっては、それぞれの価値観を押し付けずそれぞれが貫いてる感じ、たくましい。
それにしても女司祭の影響力の凄さと信者(親戚縁者?)の実行力の早さは大したもの。いい加減でもなんでも進む時はあっという間だ、停滞してる時は一向に進まないが。映画はスピード感もあってあっという間に楽しく見終えることが出来た。


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