第一回終了:栄中日文化センター ピアソラ講座

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ARGENTINA アルゼンチン

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栄中日文化センターの主催で「ピアソラ没後20年記念講演会(第1回)」が開催されました。

世間で周知されているピアソラの生い立ち・・・

マル・デル・プラタで生まれ、一家で渡った米国NYでの少年ピアソラとタンゴの神様・歌手カルロス・ガルデルとのエピソード、再びアルゼンチンへ戻りタンゴに目覚めた若きピアソラが多くのマエストロたちと積極的に関わりあいながらタンゴ界で才能を開花させるまでの経緯など、当時の音源や映像・画像(残存する貴重な雑誌からの写真や未発売音源なども含む)を組み合わせ多角的に説明されました。

これまで資料や書籍などで二次元的に知ったつもりでいたピアソラに関する知識が、音と映像・写真により、一人の人間像として具体的に生き生きと眼前に浮かび上がってくるかのように感じられ、興味深かったです。
第一回めでは、ピアソラがその実力を認められ、弦楽オルケスタやキンテートでの演奏を行い、異端児と呼ばれるようになるまでのお話でした。

ピアソラのみに主眼をおいた説明ではあまり知る機会の少ないであろう、ピアソラのその時代、時代でのタンゴ界全体の中での彼の立ち位置の変遷(同時にそれは彼の作風・アレンジの変遷でもありました)や、先達アニバル・トロイロや楽団共演メンバーとのエピソード、彼の才能を見抜き育てていった、アルゼンチン・クラシック界の巨匠アルベルト・ヒナステラやフランスのナディア・ブーランジェといった歴代の師との交流話も魅力的でした。
(毎晩明け方まで続く演奏の仕事が終わった後、仮眠をとったのち毎日毎日鈍行バスに長時間揺られながら郊外在住のまだ著名になる前のヒナステラ宅に通いクラシックの基本を学んだことや、ナディア・ブーランジェにこれまでのキャリアを捨てゼロから学ぼうとした所、自分のアレンジを聴いた彼女に「これこそが貴方の進むべき道」と進言されたことなど・・・)

ピアソラがタンゴ、クラシック、ジャズといったものをどのように捉えて融合していったか、といった部分についても具体的なピアソラ像を実感しながら無理なく想像し理解出来た気がします。

天才ピアソラはまた大変な努力家でもあったんですね。

この企画は今年7月4日がピアソラ没後20年というアニバーサリー・イヤーということで、栄中日文化センターからのご依頼で実現しました夏季特別講演会です。
貴重な機会を頂き、大変感謝しています。
引き続き、7月7日(土)開催の第2回が、いまからとても楽しみです。

また、7月22日(日)17:30~パピータ・ムシカの特別イベントでは、「タンゴ研究家と狂信的ピアソラ・ファンとタンゴ・ピアニストによる対談、そして生演奏会と素晴らしいオーディオでピアソラ音源を聴く」という講演会とはガラリと趣向を変えた内容でさらに多面的にピアソラ音楽を追求していく予定です。

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フライヤー改訂版(会場が変更になりました)

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