「パリ・ダカ」じゃなくって「アル・チリ?」又は「ブエ・バル」?!

南米のF1レーサーといえば、ブラジルのアイルトン・セナ(ちょっと古い?)が有名ですが、
アルゼンチンも過去5度世界チャンピオンに輝いたF1レーサーを輩出したこともあり、
アルゼンチンGPも開催されていました。
(指さし会話帳アルゼンチンの「スポーツ・サッカー」ページご参照)


国土も広く、輸送手段、交通手段としても自動車は欠かせない、なくてはならない存在で、
そんなわけで今も南米の中では「現代の馬?=自動車」に関心高い国のひとつではあると思うけれど、

このニュースにはちょっと驚いてしまいました。


来年はアルゼンチンとチリで開催へ=自動車ダカール・ラリー

2月12日0時30分配信 時事通信Yahoo!ニュースより

  【パリ11日AFP=時事】自動車のダカール・ラリー(通称パリ・ダカ)の主催者は11日、2009年のレースを、アルゼンチンとチリで1月3~18日に開催すると発表した。ブエノスアイレスが発着点となる。
 1月5日から20日までポルトガルのリスボンとセネガルのダカールの間で予定されていた今年のレースは、コースに含まれているモーリタニアの治安悪化を理由に全面的に中止されていた。同ラリーは、世界で最も過酷な自動車レースとして知られる。




パリ・ダカ、来年は南米アルゼンチンとチリで開催へ


2008.02.12 Web posted at: 15:03 JST Updated - CNN/APより

パリ──世界一過酷とされるモーターレース、ダカール・ラリー(通称パリ・ダカ)の主催者は11日、来年の大会を南米のアルゼンチンとチリで開催すると発表した。

開幕は2009年1月2日で、スタートは3日にアルゼンチンの首都ブエノスアイレス。日程は16日間で、総距離約9000キロを走って、ゴールはブエノスアイレスとなっている。

第30回大会となった今年のパリ・ダカは、1月5日から20日まで、ポルトガルのリスボンとダカールを結んだルートだったが、途中のモーリタニアで治安上の危険があることから、開幕前日の4日に中止が決定していた。




Bachelet apoya Rally de Dakar en Chile

INFOBAE.COMより(スペイン語・チリの話題中心ですが、詳細・写真あり)
La presidenta brindó el respaldo del gobierno a los esfuerzos por traer la versión 2009 del rally, luego que la prueba de este año fuera cancelada por amenazas terroristas en Africa

El vocero presidencial Francisco Vidal dijo que Bachelet tomó la decisión de respaldar las gestiones de los jefes de los organismos de deportes y turismo del gobierno y de las federaciones de automovilismo y motociclismo "para concursar para que el rally se haga en Chile".




わ~い!行ってみたい!ぜひ観たい!
・・・と手ばなしで喜びたい!と思わなくもないんですが・・・

確かに実現すれば、観光収入も含め、相当な経済効果なんだろう・・・
誘致実現にこじつけたアルゼンチンとチリの努力も相当なものだったろうと思うけれど・・・

でも、でもでも・・・ちょっと待ってほしい。

アルゼンチンの首都ブエノスアイレスとチリの第二都市、バルパライソを発着にするのはよしとして・・・

チリのアタカマ砂漠コルドバ、サンタフェ・・・を通るコースというのは、大切な希少野生動植物の宝庫であるこれらの地域に大量の人と車が参入してラリーするのはどうかと・・・
あのキツネやあの高山植物は大丈夫?ただでさえ減っているアンデスの動物たちは?湿地は?

もちろん現地にも自然環境保護を叫ぶ団体はあるんだけど、こういう時どうしても営利に走りがちで、大切な自然を犠牲にしてしまいがちな南米気質を危惧してしまう・・・



ちなみにダカールラリーの公式サイトDakar.comを見てみたら、唖然とする状態。

完全にアルゼンチン・チリの紹介サイトと化して、既に関連グッズも販売されている。
(個人的には魅力的デザインで心奪われるけど・・・)


環境汚染に対する認識に関しては、次第に高まっているとは言うものの、概ねアルゼンチン人は日本人よりもずっと疎いと在ア時代より今も感じている。

(例えば、ゴミ分別の習慣はほとんどないと言っても良いくらい。日本のように徹底されてはいないし、収集されたゴミがどうなっているか?に関しては・・・対策も優れてはいない。その為埋立地に新たに指定された土地周辺に暮らす住民とのトラブルも絶えなかったり、タンゴで有名なボカの港はあらゆる排水で汚染されている。過去に何度も国家的プロジェクトや国外援助を受けつつ対策が講じられたが未だ不衛生なまま。
また、粉塵撒き散らすような作業に従事する人々が全くマスクなしで、軍手もろくにせず素手で作業していたり・・・マスク=結核というイメージがあって日本ほど一般的ではないのが原因の一端だそう)

もちろん、「人間が観光すること=環境汚染が進む」のは、万国共通で・・・南米に限ったことじゃないし、相当努力しても・・・なかなか解決されないジレンマではあるんだけれど・・・


さて、さて、今後自然と人間の共存はどうなっていくんだろう・・・

日本も世界遺産に制定されることによって、環境破壊が進行していくという現実もあったりで
ひとごとではないんですけどねぇ・・・

(年始より今もパタゴニアの地をcarpa持って自転車で旅しているバルパライソ生まれのエコロジストな友人は、この話を聞いたら激高するだろうなぁ・・・)

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