『ふたりだけで』 ソロ・ロス・ドス(解説書きました)

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ARGENTINA アルゼンチン, URUGUAY ウルグアイ

アルゼンチンとウルグアイが寄り添った、美しいアルバム。

Solo los dos_L.AstudilloD.Maza

ブエノスアイレスで活躍するコンテンポラリー・フォルクローレの流れをくむ女性歌手、ロレーナ・アストゥディージョ Lorena Astudillo と、やはり現在は活動の拠点がブエノスアイレスの名ベーシスト、ダニエル・マサ Daniel Maza

この美女と野獣のようなドゥオによる、実に美しいアルバムがアルゼンチンから発売されています。


12月4日、この日本語解説がついたCDが、ビーンズ・レコード/アオラ・コーポレーションから発売。
その解説と、曲名和訳、曲解説を書きました。


1. Dona Soledad ドニャ・ソレダー
2. Zamba del carnaval サンバ・デル・カルナバル(カーニバルのサンバ)
3. Te parece テ・パレセ(君が思うのは・・・)
4. Azucar de cana アスカル・デ・カーニャ(砂糖きび)
5. El seclateno エル・セクランテーニョ
6. Principe azul プリンシペ・アスール(青い王子様)
7. Vete de mi ベテ・デ・ミ(私から去っていって)
8. Yo se quien soy ジョ・セ・キエン・ソイ(私は自分が誰か知っている)
9. La Nochera ラ・ノチェーラ
10. El manisero エル・マニセーロ(南京豆売り)
11. Chacarera de un triste チャカレーラ・デ・ウン・トリステ(悲しい男のチャカレーラ)
12. Che che cole チェ・チェ・コーレ


詳しくは解説に書いていますが、ロレーナ・アストゥディージョは1999年にアルゼンチン・サルタの巨匠グスタボ"クチ"レギサモンの名曲集を発表しています。それは当時まだクチが存命で、リリアナ・エレーロ&フアン・ファルーによるクチ曲集の発売よりも前であったことからして、なかなか先見の明があったと思います。
ロレーナの歌とクチの美しい曲に、当時いまほど有名ではなかったノラ・サルモリアやリリアン・サバ、サミー・ミエルゴなど現在のコンテンポラリー・フォルクローレの若き才能たちがアレンジとサポートで参加し、当時のガルデル賞ノミネートとなるなど素晴らしい完成度の高いアルバムでした。
でもそんなことは関係なく現地アルゼンチンのフォルクローレを愛する人々の間で高く評価され、コンサート会場はいつも大盛況。私も何度か彼女の歌を聴きに通い、当時ライブに誘った日本人の音楽好きな友人たちも皆、彼女の歌に魅了されました。
ロレーナはその後もウィリー・ゴンサレス、オラシオ・ブルゴスなど名だたるコンテンポラリー・フォルクローレ演奏家との共演を果たし、以来、私はロレーナ・アストゥディージョのファンなのです。

ダニエル・マサの生演奏は、超絶技巧のアルゼンチンが生んだスーパー・ギタリスト、ルイス・サリーナスの1999年頃にブエノスアイレス・コリッセオ劇場で開催されたソールドアウト公演を聞きに行った際に初めて聞きました。
私と同じマサと呼ばれるその男は、超強力ベーシストであり、サリーナスのサポート・メンバーでした。
同じくサポート・メンバーにウーゴ&オスバルド・ファトルーソほか若手ウルグアイ人アーティストたちがずらっと共演した豪華かつ技巧派揃いの伝説的ライブでした。演奏後にウーゴさんのお誘いでメンバーと会食したのも良い想い出です。
そんなわけで私はマサの演奏のファンでもありました。( Vamo arriba vo!がMazaの口ぐせ sが抜けます)

そんな私の大好きなアーティスト二人が、ミニマムで親密な美しいアルバムを発表しました。
たまたま、解説を書かせて頂けた偶然の幸運に感激しています。

歌とベースによるコンテンポラリー・フォルクローレの世界、お手元において末永く聞いて頂きたいです。

『ふたりだけで』 
by ロレーナ・アストゥディージョ&ダニエル・マサ

"Solo Los Dos"
by Lorena Astudillo & Daniel Maza
http://www.ahora-tyo.com/detail/item.php?iid=10790




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