日本映画『サウダーヂ』

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JAPON 日本, Sunamerica 南米

日本映画『サウダーヂ』
http://www.saudade-movie.com/

この映画見てみたい!と思いました。

日本人が、不況によって町の中心街が“シャッター通り”と化した日本の地方都市を、そこに生きる労働者や海外からの移民労働者を通じて文化摩擦や差別、経済格差の問題を描く・・・というテーマと、タイトルにブラジル・ポルトガル語の『サウダーヂ』というタイトルを名づけたというところが、どうにも気になりました。

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昔、自分が海外生活していた頃、慣れない海外生活での不安や苦労を姉のように、話を聞いてくれてた元同僚がいました。
家に泊めてくれた同僚も居たし、単身海外生活だった私に「寂しくない?」とXマスや年末年始に家族で集まる実家に招待してくれた友人もいました。心細い海外生活は、多くの温かい心に支えられていました。

そのうち数人は、のちに日本へ出稼ぎに来て、それぞれ苦労があったようです。日本の出稼ぎ労働者は外国人でひとくくりにされ、他国の人と共同生活するのも文化の違いを理解するまで大変そうでした。夜勤による生活の不規則や同僚との摩擦で体調を悪くした者もあって、でも私は自分の生活を支えるだけで精一杯だった頃だったので、彼女が私にしてくれたようなことを、十分サポートしてあげられなかったことを悔しく思い出し反省します。

街に大資本の郊外型ショッピングセンターが出来るたび、「ああ、また同じ店が同じものを売るんだ」とつまらない気持ちになるのに、それまでその周辺にあったアーケードの小売店商店街ではなにも買い物していない・・・。
そして、そこが"シャッター街"になるのは、何より悲しい、寂しい・・・。

もう廃業してしまった実家が、その昔活気ある商店街に所属して、毎日お客さんが来るお店だったから、そのうち時代と共にだんだんとお客様が来なくなって、途方に暮れる両親を見ていたから、余計さみしく感じるのかもしれません。

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この映画は、「第33回ナント三大陸映画祭」のオフィシャル・コンペティションに正式招待され、現地時間の11月29日にグランプリ「金の気球賞」を受賞したそうです。

なんと?
な、な、ナント?

サブカルのパロディ映画賞?

くだらない事しか思い浮かばなかったのですが、フランスのナントという街の映画祭だそうです。

公式サイトによると、
「ナント三大陸映画祭」は、フランス有数の文化都市・ナントで1979年から開催され、アジア・アフリカ・ラテンアメリカの三大陸からの作品に特化する映画祭です。商業映画からアート映画、ドキュメンタリー映画まで幅広く紹介するナント三大陸映画祭のオフィシャル・コンペティションは、今は世界的な巨匠として知られるホウ・シャオシェンやアッバス・キアロスタミ、アボルファズル・ジャリリ、アミール・ナデリ、ジャ・ジャンクーらをヨーロッパで初めて紹介しことで知られており、国際的に重要な映画祭と位置づけられています。

・・・だそうです。
海外の映画祭で、この映画を通じて、かつての経済大国だった日本の負の現状が伝わり、同じような悩みを抱えていることが認識されたとすれば、それは興味深いなと思います。

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現在上映中の、寂れつつある日本の商店街と人間模様をオモシロおかしくとりあげた人情物語、日本映画『ワヤ WAYA!』もおすすめです。
日本映画『ワヤ WAYA!』
http://www.nagom.jp/


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