マリーザ・モンチの新作にちょこっとタンゴ♪

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BRASIL ブラジル ARGENTINA アルゼンチン

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日本盤『O Que Voce Quer Saber De Verdade: あなたが本当に知りたいこと』

先週のブラジル音楽講座は少し遅刻しました。
冒頭の新作紹介、その日はマリーザ・モンチ Marisa Monte とパト・フ Pato Fu でした。

見逃して残念!と、その場でも反省してましたが、マリーザ・モンチ5年ぶりの新作の詳細を今頃になってチェックしてて、ワオ!なんとまあ、今回はアルゼンチン絡みだよ、とつくづく遅刻を猛省・・・

ブラジル、日本のみならず、マリーザ・モンチは以前からライブが開催されるなどアルゼンチンでも人気です。
(言うまでもなく、在ア時代私はブエノスでのライブを最前列で見たり)

でも、こんな動きが起きるとは、よもや想像もしてなかった。


オフィシャルサイト
http://www.marisamonte.com.br/pt/musica/discografia/o-que-voce-quer-saber-de-verdade

日本盤『O Que Voce Quer Saber De Verdade: あなたが本当に知りたいこと』
http://www.emimusic.jp/st/marisamonte/

中原仁のCOTIDIANO
http://blog.livedoor.jp/artenia/archives/52053568.html

詳細は、ご本人のオフィシャルサイト(試聴できます)、発売元日本語サイト、このアルバムの解説を書かれた中原仁先生のブログ(講座遅刻してスミマセン)でご確認下さい。

特筆すべきは沢山ありますが、アルゼンチン音楽的観点からご紹介しますと・・・

参加アーティストの筆頭に名を連ねるグスタボ・サンタオラージャ(サンタオラヤ) Gustavo Santaolalla、彼は、アルゼンチン出身の天才プロデューサー/ミュージシャンで、音楽監督を務めたハリウッド映画『ブロークバック・マウンテン』、『バベル』で2度アカデミー作曲賞受賞。
注:ちなみに『モーターサイクル・ダイアリーズ』でアカデミー賞を受賞したのはアルゼンチンのお隣りウルグアイ出身のSSWホルヘ・ドレクスレルによる「川を渡って木立の中へ Al Otro Lado del Río」です。これはウルグアイ人アーティストとして初の快挙。大好きなホルヘの名誉のため注記させて頂きます。
2008年にはエレクトリック・タンゴ・ユニット「バホフォンド・タンゴ・クルブ Bajofondo Tangoclub」の仕掛け人/プロデューサーで初来日公演しました。その後、日本でも公開され大ヒットとなったアルゼンチン映画『アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち Café de los maestros』などのプロジェクトでも知られるアルゼンチン音楽界のビッグ・ネームです。

マリーザは 8.お気に入りのハンカチ Lencinho Querido (=アルゼンチンタンゴの曲「El Pañuelito blanco」のポルトガル語版だそうです)を、このアルバムのために特別に準備したその名も「Cafe de Los Maestros」というユニットと共演。サンタオラージャも数曲で参加しています。

その他、アルゼンチンからの参加アーティストは、サンタオラージャの朋友で、「Bajofondo...」、「伝説のマエストロたち」両方で彼の片腕として働いていた作曲家/ギタリストの グスタボ・モッシ Gustavo Mozzi、そしてアルゼンチン現地情報によると「伝説のマエストロたち」に出演したピアソラ楽団の名バイオリニスト フェルナンド.スアレス・パス Fernando Suares Pazも参加しているようです。(これはアルバム参加なのかライブ参加なのか未確認ですが・・・)

「伝説のマエストロたち」に出演した多くのマエストロたちを束ね、素晴らしいアンサンブルに導きだした、作編曲家/ピアニスト/総指揮で、2010年3月25日奇しくも手術ミスで命を落とした天才 故オスバルド・レケーナ Osvaldo Requena がもし生きていたなら、きっとこのアルバムに何らかの影響を与えただろう・・・と相方と話しながら制作現場をそっと、思い描きました。

他に、アルゼンチンから映画に出演したマエストロたちがブラジルで海外公演を行った際に、マリーザが特別出演した情報もあったり、しばらくチェックに余念がありません。

マリーザが歌うタンゴって・・・どんな感じだろう・・・

本作はブラジル、USA、アルゼンチンからの参加だそうで、ダヂとの共同プロデュース、トリオ「トリバリスタス」作品を軸にした多彩な選曲・・・と話題性も高く、試聴もサイトで出来るけど、あえて絶対買いなこのようなアルバムは手元にCDが届くまで我慢。早く聞きたくて、待ち遠しいです。



おまけ情報:

アルゼンチンでは経済危機(2001年)以前までは、お隣りブラジル音楽のCDは、ほとんど売られていませんでした。
昔日本で韓国の音楽CDが売ってたかったみたいな感じでしょうか?
理由はよく分かりませんでしたが、1つにはアルゼンチンとブラジルで言語が異なることが起因しているかもしれません。
そして、ここ10年ほど、カルロス・アギーレやリリアナ・エレーロなどアルゼンチンのジャズ・フォルクローレ系音楽家などを中心にブラジル人アーティストと共演したり、アルバムでコラボレイトするなどの機会がどんどん目立ってきました。
アルゼンチンのインディーズ・レーベルからブラジル系アーティストのアルバムが発売されたり、ともはやジャンルに国を使うのは困難?ナンセンスという感じさえあります。
アルゼンチン音楽の音楽性もかなりブラジル音楽の影響を受けた楽曲やアレンジがひんぱんにみられるようになり、それを意識して用いているというより、無理のない自然な流れでの取り入れられ方のように感じられます。

南米のメルコスール Mercosur 加盟4ケ国間ではパスポートがなくても、自国の身分証明証での多国間通過が可能になっており、いまや、南米大陸ではその影響もあって、音楽でのメルコスール化も進んでいるのでしょう。



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